技術・安全性


免疫細胞治療は、患者さんから採取した細胞を生きたまま体外で培養・加工し、再び体内へ戻して治療を行うため、細菌やウイルス等の異物が混入しないよう、極めて高度な安全管理体制、品質管理体制が求められます。そこで、当クリニックでは、免疫細胞治療の専門医療機関である瀬田クリニックグループと医療連携を行い、治療を実施しています。
医療連携先の瀬田クリニックグループでは、患者さんが安心して治療を受けて頂くために、医薬品製造基準の概念を取り入れた管理基準を設け、高度な施設・設備管理と徹底した安全管理体制を構築しています。また、細胞加工チームと検査チームを独立させることで、責任体制の明確化を図り、品質管理を厳密に行っています。
 

治療対象となる方


免疫細胞治療は、一部の白血病等を除くすべてのがんが治療の対象になります。
現在、比較的早期の方から、再発・転移をともなう方まで様々なステージの患者さんが受診されています。がん種、病期(ステージ)に関わらず広く対象となりますので、まずはご相談ください。
ただ、よりすぐれた効果を期待するためには、できるだけ早い時期からの治療をおすすめします。手術後に、再発を予防する目的で受診される方も増えています。
また、当クリニックでは国家公務員共済組合連合会 広島記念病院と連携しており、通院が困難な方は広島記念病院へ入院ができ、継続して免疫細胞療法を受けられる体制を整えております。ご不明な点などございましたら、当クリニックへお問合わせください。
 
以下の方は治療をお受けいただけません
・HIV抗体陽性の方
・臓器、同種骨髄移植を受けられた方
 
また、以下の方は樹状細胞ワクチン療法のみ可能となります
・一部の白血病、T細胞型悪性リンパ腫の方
・HTLV-1抗体陽性の方